分かりやすいデザインのための第一段階です。
文字や色使い、そして情報量について、見やすさを阻害する状態を取り除き、見やすい紙面作りが行われているかについて評価・認証されます。
見やすい認証取得サービスでは、見やすい紙面を作る為に守るべきガイドライン※に準じた制作を行い、UCDA認証の申請から取得までをお手伝いします。
※UCDAが策定したガイドラインは、多数のモニタリングテストの結果、定量化された科学的根拠に基づいて策定されています。
想定される改善点
・文字が小さい・改行幅も小さく詰め込み過ぎ ▶︎ 文字の大きさ改行幅を規定に沿って調整
・色彩の奇抜さが優先された色使いで文字が読み辛い ▶︎ カラーバリアフリーに配慮した彩色を提案
・情報量が多い ▶︎ 情報文章の推敲・要約、図表化、削減の提案
見やすい認証では、紙面の文字・色・情報量についてガイドライン『DC9』に則した制作作業を施します。
チェックの際はUCDAが指定する各種チェックツールを使用します。
分かりやすいデザインのための第二段階です。
デザイン紙面が対象者に伝えるべき情報を漏れなく伝えられているか、帳票に期待された役割や機能(記入欄や返送等)が果たせるよう、適切な案内が行われているかを評価・審査されます。
伝わる認証取得サービスでは、紙面内情報の優先順位を把握し、適切なレイアウトから、分かりやすい言葉選び、図表、レイアウトの工夫、説明図表の提案まで、原稿レベルにまで立ち返って適切な紙面デザインの提案を行います。記入欄や返信といった行動を促す必要のある帳票の場合は、正確に行動を促せるデザイン紙面を目指してあらゆるアイデアを駆使します。
※UCDAではデザインの評価基準として『DC9ヒューリスティック評価法』という独自の特許システムを採用しています。
DC9ユーザーが情報を利用する上で、阻害要因となる問題点を発見して、改善するための評価方法です。
想定される改善点
・挿絵や図と文章との相関関係が一目で分かりづらい ▶︎ レイアウトの調整
・専門用語が多く対象者に側した言葉選びではない ▶︎ 言葉を噛み砕いて対象者に分かりやすい言葉使いを提案
・イラストやアイコンが伝えるべき情報に即しておらず機能を果たしていない ▶︎ イラストの再考・提案
・記入欄が小さすぎる、どこに何を書くかが不明瞭 ▶︎ レイアウト調整、案内情報の再考・追加提案
・記入済み情報をFAXや郵送で返信させる、一部を切り取る、プライバシー保護シールを貼る等の案内が分かりづらく不十分 ▶︎ 案内情報の再考・追加提案
伝わるデザイン認証では、『見やすいデザイン』の要素に加え、『DC9』に関する全ての項目に準拠した紙面作りを行います。
デザインワークにおいて『伝える』事は第一の目的。見やすさ、解りやすさはその手段として本来留意しているもので、UCDA認証を受けるための制作も特別な技術を使う訳ではありません。特に『見やすいデザイン』認証に関しては、写植印刷の時代から職人の現場で受け継がれてきた『セオリー』を守る事が作業の大半を占め、基本に忠実な作業を進めるだけで“規定”に準拠した文字組となります。
UCDA認証において最も重要で難度の高い課題は情報量制限でしょう。
UCDA認証では紙面に対する情報量に制限があり、上限を超える場合は原稿からの見直しを要します。 場合によっては印刷物の仕様の見直しも迫られるでしょう。
原稿を見直す際は、情報を精査・推敲しての要約削減、文章を図表化するといった対策もあるでしょう。 その際は、受け手にとってより分かりやすい表現へと変換しなくてはいけません。
複雑な制度説明や情報を理解して、分かりやすく再構築して提案する。
コーユービジネス デザインチームは官公庁や保険・金融分野を中心にそうしたお仕事を得意分野として活動してきました。
これらの経験を元に、私たちはUCDAデザイン認証の取得をサポートいたします。